第189章

教室ではアルビン先生が、登校してきた生徒たちに書類を配っていた。手際よく紙束をさばきながら、口も休めない。

「用紙を受け取った者は記入したら、授業料と夏休みの課題と一緒に提出しろ。寮を替えたい者は、ここで部屋替え申請書をもう一枚受け取って、書いたら寮監の先生のところへ。不動の者は提出後にこちらで署名して、教科書を受け取ったら解散だ」

集めた課題は、前列の生徒の机にどさりと置かれていく。教壇の上には天秤がひとつ。授業料の確認用だ。いちいち金貨を数えている暇などないから、受け取るたびに生徒名を書いた札と一緒に専用の金袋へ入れ、天秤に載せて重さだけ確かめる。問題がなければ脇へ寄せ、あとでまとめ...

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